週刊朝日の「最後の読書」というリレーコラムに執筆しました。
最後に何を食べたいか、は良く耳にしますが、人生の最後に何を読みたいか、という問いには、今回結構考えさせられました。僕の答えは紙上で。10月17日発売誌に掲載予定です。
その自問自答の中で、ある人からミッチ・アルボムの「天国の5人」という小説を勧められ、読んでみました。
面白かった。
僕はあまり読書をする方ではないのですが、読むときはどうしても心理の視点で見てしまう。「天国の5人」のネタばれは極力避けるとして、この本には、いろんなメッセージやテーマが込められているのですが、中でも私の関心を引いたのは、やはり戦争体験の傷の深さと、具体的な描写。
あとがきには、精神科医にインタビューしたということが書いてあり、なるほどとうなずきました。戦争神経症、PTSD、許しに関心がある人は、ぜひ一読を。
私は次は、同作家の「モリー先生との火曜日」を読んでみようと思っています。読書の秋ですものね。