あけましておめでとうございます。
生来の不精の上、このようなブログやHPなどの通信手段を立ち上げたこともあり、今年から私的に年賀状を出すのを思い切って止めてみました。
一方で、たくさんの年賀状をいただきました。こうやって年賀状をいただくと、それぞれの方々の思い出が浮かび、それはそれでとてもありがたいことです。
年末に田舎の母に電話しました。「保育園のクリスマスケーキを止めたの」と少し寂しそうに言っていました。
母は約50年前、田舎に保育園を立ち上げました。当時からクリスマスと言えばクリスマスケーキ。しかし実際にはクリスマスケーキを家で買える人はまだそれほど多くなかった時代(と地域)です。母なりに必死に営業努力して、12月24日のお迎えの時に保護者さんたちに渡す小さな丸いクリスマスケーキ。喜ぶ園児。その場がパアッと明るくなるのを子供の私もうれしく見ていたものです。
ところが、今やケーキはいつでもコンビニにある。しかもおいしいやつ!
今は、複数のお子さんを預けている保護者さんが「そんなにいりません」とクリスマスケーキの受け取りを拒否されることもあるらしいのです。
時代に応じて、人のニーズも変わりサービスも変わります。一方で、残しておきたい季節の行事もあります。難しいですね。でも私たちが生きていくには、主体的に選択していかなければなりません。どちらにも偏りすぎず、7~3バランスで今年もしなやかに泳いでいきたいと思います。
(たくさんの皆さんからの年賀状、ありがとうございます。お一人お一人に返信しないご無礼をご容赦ください。)