赤ちゃんを観察していると、本当にこれを再認識する。
生まれたばかりの赤ちゃんは、外界に対しても何の対応もできない。できるのは内部の違和感を察知し、それを表現し、周囲の大人から援助をもらうことだ。
具体的にはお腹がすいたら泣くこと。うんちとおしっこしたら泣くこと。
ただ、それは必死さがものすごい。
新生児の場合、2時間から3時間ごとにこの空腹感(らしき不快感?)を感じるが、それを感じ始めると、まずは泣き出す、そして5分もたたないうちにその鳴き声はまさに阿鼻叫喚のレベルまで達する。ここまで必死にならないと、私たち人間は、生を繋げない
その必死さに、改めて人はエネルギーが第1と納得した。
一方その凄まじい泣き声に新しい母親、ワンオペの母親などは途方に暮れるだろう。また、3時間ごとの授乳は母親の睡眠を阻害する。そして、これが長期にわたるのと、当然母親のほうのエネルギーも低下してくる。ぜひ、周囲もそのことを理解するとともに、母親本人も、援助を求めることが人間としての普通の姿だということを認識してほしい。