真剣に「考えて」いるつもりでも…

 

自分を含め「人」を注意深く観察していると、私たちは「自分では良く考えた末、いろんな行動をしている」ように自覚しているが、案外そうでもないことに気が付く。

考えていると思っていても、すでに決まっている結論のための言い訳を考えていたり、思い込みや以前からのパターンをなぞることに必死になっているだけのことが多い。

子育てもその一つ。子育てはほとんどの親にとって重大事項。必死に情報を求め、よく考え、悩み、子育てに臨んでいる。

ただ、ここで子育てとは何かを、もう一度フラットに考察してみたい。私は、「子供が大人になった時に役に立つ体力や、考え方、知識・技術を伝え、伸ばすことだ」と思う。これにはほとんどの人が同意してくれるはずだ。

では、その「今の子供が大人になる時代」をきちんと予想して、そこに照準を当てて子育てをしている方がどれぐらいいるのだろうか。そうではなく、自分が親から、社会から教えられてきた「子供はこうあるべき」という概念で子供に接してはいないだろうか。

もし、その親子の努力が、子供が大人になった時に役に立たないばかりか、逆に子供の足を引っ張るような事になってしまうとしたら…。子育てに熱心になればなるほど、そのリスクが大きくなる。

今の子供達が大人になる2050年を私なりに必死に想像・考察して、その時に必要な精神的なスキルを紹介したのが、「令和時代の子育て戦略」(2019年8月)という本だ。

YouTubeの「子育て本要約チャンネル」で紹介された。また、この本にライターさんを務めてくれた向山さんが、同チャンネルの「特別対談」で本書の概念をわかりやすく解説してくれている。

一度ご覧いただくとありがたい。

 

「令和時代の子育て戦略」を世界一わかりやすく要約してみた

https://www.youtube.com/watch?v=EDqv7hY1MX8

 

同上特別対談

 

https://youtu.be/oS7LTZ_DmHo